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子犬と俺の物語

第15章 帰り

雅紀「和、俺お腹すいちゃった。」

和也「俺も…」

雅紀「なんか食べに行く?」

和也「うん!」

和は俺からはなれて俺を立たせてくれた。

雅紀「じゃあ、隣町まで行こうか?」

和也「うん!行く!」

俺たちは家を出て駅に向かった。

和也「大っきい…」

雅紀「和、駅とか来たことないの?」

和也「ない…初めて見た…」

雅紀「離れないように掴んでてね?」

俺は和に服の裾を掴ませた。

駅で切符を買って和に渡す。

雅紀「はい、これで改札を通るんだよ?」

和也「改札…?」

俺は指を差して説明をした。

和也「へぇ〜…すごいね〜」

雅紀「じゃあ切符を入れて?」

和は改札に切符を入れた。

和也「すごい…切符出てきたよ…」

俺も切符を入れて改札を通る。

雅紀「電車来るまでちょっと待ってね?」

和也「うん!楽しみ〜」

和はウキウキしながら待っていた。

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