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子犬と俺の物語

第20章 気持ち

ガチャ!

玄関を開けると、

「おかえり…」

玄関には和が笑顔で迎えてくれた…

最後に鍵を閉めて手をつないで大野さんの家に向かう…

目が合うと涙が溜まってきた…

俺は和に抱きついた。

和也「雅紀…」

和も抱きしめてくれた…

和也「また…会えるよね?」

雅紀「もちろん…」

俺は軽い和をそのまま抱き上げ、

和也「わぁ…」

雅紀「和…」

俺は笑って…

雅紀「大好きだよ…」

和也「雅紀…」

俺たちはそのまま唇を重ねた…

和也「ありがとう…これからもずっと…俺の飼い主だからね…」

雅紀「ありがとう…運命に出会った子犬さん…」

俺たちは笑い…手を離した…

階段に下がる時も上を見る…

そして車に乗る時も最後に手を振る…

そして車に乗り窓を開け…

お互いに笑い…

俺は新たな旅立ちをした…

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