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子犬と俺の物語

第4章 おねだり

雅紀「はい。お湯も沸かしたから。」

和也「ヒック…ヒック…」

今、和をお風呂に入れた結果、どうやらシャワーが嫌みたいで泣いてしまった和。

和也「あいつ嫌い…!」

雅紀「シャワー気持ちいいのに〜」

俺は和の肩にお湯を掛けながら言った。

和也「でもお湯の中、気持ちいいね。」

雅紀「それは良かった〜!じゃあ上がろうか?」

和を脱衣所に連れて行き体を拭いて服を着させた。

雅紀「俺も入るね!先に居間の方に行ってて?」

和也「うん。分かった。」

俺はお風呂を済ませた。

居間の方に行くと座布団に座っている和がいた。

和也「雅紀。」

俺が座ると必ず脚に頭を乗せる。

和也「落ち着く〜…」

俺は和の頭を撫でる。

和也「雅紀〜…」

和は上目遣いで俺を見た。

雅紀「おねだりですか?」

和也「うん…」

雅紀「やっぱり子犬だね〜和。」

俺は和のお腹を撫でる。

和也「ふ…っ…ん…ゃ…」

しっかり俺の脚を掴む和。

和也「ふふっ…はははっ…くすぐったい…」

和は気持ち良さそうな顔をして言った。

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