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子犬と俺の物語

第5章 活躍

居間の方に行くと座布団に座って顔を伏せている和がいた。

雅紀「和…?」

俺は声を掛けると和はガバッと顔を上げた。

和也「雅紀…‼︎」

ギュッ…!

俺に抱きついてきた。

雅紀「うわぁ…!どうしたの?和?」

和也「起きたら雅紀いなかった…俺を捨てたのかなって思って…」

雅紀「買い物に行ってたんだよ?」

和也「いないから…さみしかったです…」

雅紀「ごめんね…?」

俺は和の頭を撫でた。

和也「雅紀…」

雅紀「ん…?なに?」

和也「俺を…捨てないでください…」

和は悲しそうな目をしながら言った。

雅紀「捨てないよ…?大丈夫だから…」

和也「うん…」

和は安心したように返事をしギュッと俺に抱きついた。

雅紀「ご飯作るね?和。」

和也「うん…」

和は一回離れて何時もの座布団の上に座った。

ご飯を作りテーブルの上に持って行くと和はウキウキした表情になった。

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