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子犬と俺の物語

第8章 怖いもの

雅紀「俺…友達いなかったんだ…」

和也「えっ…?」

俺は和に話す…

雅紀「俺の家は父ちゃんが会社の社長。母ちゃんが学校の先生なんだ。」

和也「そうなんだ…」

雅紀「周りにそんな親はいないって。なんかみんなに気を遣われた。別に普通の家に住んでるしみんなと同んなじ生活してんのにさ…誰も友達にはなってくれなかったよ…」

和也「……」

雅紀「俺が高校生になる時は二人は喧嘩しちゃうから…
父ちゃんは俺が大学行くのも反対してた。だけど俺は行きたかっから…それで家を出て一人暮らししてるの…」

和也「そんなこと…」

雅紀「ごめんね…?和に話しても和が嫌な思いするだけだよね?」

和也「雅紀…我慢し過ぎだよ…」

雅紀「えっ…」

和也「我慢しないで出して…?一人で抱えすぎだから…」

雅紀「ありがとう…」

すると和は…

雅紀「んっ…!」

唇を重ねた…

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