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秘密の恋。

第8章 二人ランチ。

「それが、誘っといてなんですが、あまりいい店を思いつかなくて。どこか知りません?」
「えーっと…あっ、木村さん、ラーメンはお好きですか?博多とんこつ系のお店で美味しいところが近くにあるんですよ♪歩いて行ける距離ですよ(^^)」
「ラーメン好きですよ。近くにオススメな店があるんですか?」
…歩いて、か。やっぱり、二人きりで車に乗るのはまだちょっと警戒されてんのかな。木村は少し残念に思ったが、友香のほうにはそんな意図は全くなかった。ただ単に、自分が普段、車に乗り慣れていないので歩いて行ける距離の店しか思いつかなかったのだ。
「えぇ、なかなか美味しいんですよ♪」

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