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兎ノ夢

第7章 嫌い

嫌い

その言葉が喉を通る度に消えるモノ
貴方の僕への気持ち
消える
一つずつ消える
消える音はしなくても
貴方の瞳からの眩しさで
消えた瞬間がわかる気がした

だめなのに
消えてほしくないって思ってるのに
消えない方法も知っているのに

嫌い

喉から出てくるその言葉
だめ
やめて
すべてなくなってしまう
気持ちが
思いが

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