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シュールな関係

第7章  王子の約束と親の気持ち

と…とにかく今の第一ピンチは

一ノ瀬さんの両親がそろうって

事だ。



嫌な予感・・・

脳内レーダー的中だ



一之瀬さん


ニッコリとよろしくな・・・って

あなた悪気もなさそうによく

そんな平然とわたしに

言えますよねぇ~?

この鬼めっ

話が全く違うじゃない!!



父親まで出てくるとは

違反でしょ~!



もぉ~~~!!!

ほんとうに最悪だぁ~





いまさらジタバタしても

しょうがない・・・


けどーーー

これは大きなチャンス!?


これを乗り切れば一之瀬さんの

絶対的命令から逃れられる?


うん

これはチャンスよ!!


そう

こんな大きなチャンス逃したら

ダメよ!


よ~し

これからはあなたには

顎で使われないわ!!


わたしがこき使ってやるから!



だけど黙ってたのは

絶対に許さないからねっつ!!


恨み辛みの目で一之瀬さんに

訴えてみるが


実際のところ

伝わってる訳もなく――――


甘い微笑みでわたしの肩を

ひいて一緒に大きな真っ白い

ソファーにホワンと座らされた。



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