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シュールな関係

第7章  王子の約束と親の気持ち

おっしゃる通り

わたしでは釣り合いか

とれる訳ない!!



お母様があんなに言うのも

理解が出来る。


家庭難に借金有りの女より

きっちりした家系の娘が

いいに決まっている。




あ~ 私って浅はかだった・・・




一之瀬さんのこと知らなすぎだ



どうしてわたしに

代理を頼んだの!?




これが留美の言ってた

一之瀬さんの

ミステリアスな部分なの?





まさかわたしが身を持って

体験するとは

想像もしなかったわぁ~・・・




でも

酷すぎない?

これが協力者にする態度?



何も話さないなんて!!




冷静になるとだんだんと

一之瀬さんに対する怒りが

混み上がってくる。




「雅也さん!


あなたが間違ってます!


親として子供を心配するのは

当たり前だと思います」



親の気持ち子知らずと

はあなたのことよ!! 



「はあ?

お前何言い出すんだ?」




頭良くても

それくらい分からないの?



バカね

山の手グループとなれば

背負うものが違うのよっ!!




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