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シュールな関係

第7章  王子の約束と親の気持ち



恋愛感情がないのか

それとも

レベルが高すぎて

付いていけないのか?


それとも親心が共感してなの?




今のわたしには

どれだか良く分からないけど

腹も立つこともなく凄く

今 、お母様の言葉を冷静に

聞けている・・・。




「一之瀬さん

ご両親の気持ちわかりませんか?


わたしは失礼なこととか

全く思っていませんし

謝罪なんていりません


むしろ当たり前と思います! 」



わたしとは状況も違うけど

もし晴人だったら・・・って

同じように重ねて考えてみると

いつだってわたしは自分より

晴人のことを優先している。




土台は違うけど一之瀬さんの

ご両親の気持ちが

子供を想う気持ちが

すごく理解出来る気がする。
 


母親だったら

なおさらじゃない・・・




あ―――  



わたしったら…そんな親心も


気付かずに一之瀬さんに

協力したりして


同じ女として恥ずかしいわっ





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