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シュールな関係

第8章 金の切れ目は縁の切れ目

わたしもあなたと同意見


あなたとの偶然も未来なんて

ある訳ないでしょ!?


断りついでにオブラートで

包んでやさしく言ってあげたの

気付かない?


あなたにはもう一つ

ホイップクリームも必要かしら?



「じゃさぁ 

俺との熱い夜忘れたなら

思い出させるし 今ぬかしたこと

ココで後悔させるぜ?」



わたしの唇を親指で一撫でし

顔を近付けてきた。


「お金貰わないと思い出せない」


プイッと横に顔を背けながら

駆け引きをするわたし



「やっぱ お前面白いな」


大和が口角を上げならら

ポケットから金を取り出し

テーブルの上に置く。



そして目つぶった彼の顔が


再び近付くなる




・・・わたしも目を瞑り



息を止めて







ゆっくりと








大和の顔に近づき-----








/// ゴツン★★///







思いっきり頭突きで返す。



「いでぇ~っ!!!」



不意打ちにオデコを抑え

店内に響く大和の声


思わず私も衝撃の痛みで

おでこを押さえた。


薄暗く人が少ないとはいえ

わたし達ってバカップルに

見えるよね?


お願い 奥のカップルの二人

そんな目で見ないで・・・





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