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シュールな関係

第8章 金の切れ目は縁の切れ目

「ふふっ ありがとう

思い出した 思い出したわ!


そう そう

これよ この痛み!

あなたと一緒にいて頭突きを

食らったような衝撃があったわ」



あの時は二日酔いとショックで

除夜の鐘のような痛みが頭に

鳴り響いたのよ


「おまえ 今のは卑怯だろ

これじゃ 金渡せねえなぁ」


いてぇ・・・とデコを摩りながら

わたしより先にお金を取った。


「わたしキスするって

言わなかったでしょ?


それにさぁ~ 思い出したって

言ったのにくれない訳?」



「無理だな

その意見すら却下だ!!」



「じゃさ~ 飲み比べしない?


負けたらもうお金いらないし

セフレになってもいい」


「お前酒弱いだろ?


俺から負けてまた持ち帰りして

貰いたい?

ほんとお前ツンデレだよ

始めっから素直に言えねぇの?


じゃあ 俺が百歩譲って

負けたらもう10万追加して

やるよ」


見るからに大和が不機嫌から

嬉しそうな顔付きになるのが

分かる。




バカだね~

追加って言ったよね!?



ふっふっふっ


今のわたしの闘争心は

誰にも止めることは出来ないわよ




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