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シュールな関係

第10章 裏切りの代償って?

「留美 ごめんだけど

これ一之瀬さんに渡して来て

もらえるかしら?」



「は~い 

一之瀬さんになら喜んで!!」



嬉しそうに受け取る留美と

対称に一之瀬さんに顔を

合わせなくてホッとするわたし



あれだけ協力するって

言ったくせに


協力するどころか

見合いを押し付けるように


帰り、居留守使いまくり

それにアパートまで

来たんでしょ?



一之瀬さんに合わす顔

なんてないわ。



出来るだけデスクに座らず

雑用ごとをしながら

隠れるように仕事をするも

人生はそんなに甘くない。



「奈緒先輩 

一之瀬さんから2番に内線です」



うっ やばい・・・ 



内線で来たか―――



さすがにこれは

逃れられないかぁ・・・



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