シュールな関係
第14章 真実と嘘は紙一重
籍にちゃんと入れたいとか
話してたし複雑な問題よね
愛人の子だとか聞かされえ
『あっ そうなの!?』
な~んて簡単に
答えれないでしょ?
親も子も知ってるだけに
うううっ~・・・
気まずいじゃないの~
慰めの言葉も励ましの言葉も
出てこない
何て言えばいいのだろう。
わたしの脳内ーーー
ボキャブラリーが少なすぎるっ!
女子力も足りな過ぎ!!
ここで女子力は関係ない?
・・・イヤ 女子力大切だわ
今日は自分に足りてないと
ちゃんと気づいてるんだから!!
年上として一つくらい何か
大人らしくいいこと
言い返すわよっ
「――――――な~んて ウソ」
「はぁ!?」
今・・・ウソって!?
一体 何処こら何処まで?
「くくっ
奈緒 なんだお前のその顔は
はははっ
何言い返そうか考えてたろ?
無理しすぎたら頭から煙が
吹き出すぞ
その真面目すぎる顔・・・
マジでウケるんだけど?」
大和がお腹を抱えて笑う。