シュールな関係
第14章 真実と嘘は紙一重
「ちょっと――――
それ冗談なら笑えないわ
真剣に聞いてるのにひどくない?
からかうなら もう帰るけど」
///も~~~!!
マジで聞いて損したわ。
「冗談はさておき
俺の名前は織田大和
母方の性だ
昔、俺のお袋と椎名が付き合って
たんだよ
お袋は貧乏で椎名の家は金持ち
付き合って3年目に椎名に見合い
の話が来て別れたらしい
正式には椎名家の親が多額の金を
お袋の両親に渡したらしくその金
受け取ったからもう別れるしか
なかったらしいよ。
お袋は俺が身ごもってる事も
告げずに姿くらました」
「何でそんな話を・・・
聞かせてくれるの?」
人に言いたくないでしょ?
「奈緒とはこれから長い付き合い
になるだろ?
それにあん時さ すんげ~興味
深々な顔してたろ?
聞きたいような・・・
聞いたらいけないような…てな」
図星!!
確かにそうだった。
「俺が中学の時―---
お袋が病気で死ぬ前日
椎名の話を初めて俺にしたんよ
俺の本当の父親 そして
椎名に連絡して『あなたと
の息子の大和を頼む』って別れて
以来の連絡で言うんだぜ?」