テキストサイズ

シュールな関係

第14章 真実と嘘は紙一重




「俺に最後に言い残したのは

『私が勝手に消えたから

恨まないで父さんと仲良して』



今さら何故話すんだと思ったぜ



いっそのこと墓場まで持って

行ってくれたら良かったのに…


マジでそう思ったよ



その時、椎名は子供には

恵まれず、離婚しててさ


それ以来、ずっと俺を

椎名の籍に入れようとしてる


周りから見れば本妻の子じゃ

ないし、周りから愛人の子って

言われ続けててるけどな」



だから愛人の子って

言われてたのね・・・


「それに俺の存在を知って以来、

毎月多額の金振り込んで

くれてるのは本当」



「だからってそのお金を無駄使い

するのは良くないんじゃない?」


「椎名のもらった金は一銭も

手をつけてねぇよ」


「何ってるのよ

学生の分際で小遣い30万に

カード三昧の生活なんて普通は

出来る訳ないでしょ?」



「あぁ アレな 

俺は頭いいからな・・・

普通の凡人とは違うんだよ


誰かみたいに貧乏働きなんて

出来ないし


株で儲けて 投資して儲けるて

るんだぜ!?」



「貧乏働き・・・って

わたしのこと言ってる?」



「お前意外に誰いる?」


ぐぐっ・・・


バカな男たけと思ってたのにー


大和って・・・

なかなか凄いじゃないの!?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ