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シュールな関係

第16章 動いた関係

「うるせーな 

口出しをしてくるな!!


適当にするから黙ってろっ」



「いいえ 

そういう訳にはいきません


私は医者でもありますから



雅也様 

低体温症を軽く見られては

困ます


肺炎にでもなられたら

どうするおつもりですか?」



そうーーーーー

山本は医師免許を

持っているだけに助かるが・・・



だが今の俺には…厄介な気分だ。






「とにかくマンションで直ぐに

点滴や処置をしてくれ」


「はい 直ぐに

必要なもを用意いたします


ご家族の方のご連絡はいかが

いたしましょうか」



「それは俺がしておくよ」



「では よろしくお願いします」


晴人には心配かけるな…


今回の事もなぜコイツが

雨の中、屋上にいたか…


キッチリと調べないとな。




それに、奈緒との今後の事も…

考えないといけない。




俺は山本に聞こえないように

小さくため息を吐きながら


俺の胸で寝ている奈緒の顔を…

見つめる。



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