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シュールな関係

第18章 入れない世界 後半

「サ…サンキュー……」


「クスッ



僕のマムが日本人だから大丈夫だよ」



良かった~

日本語話せるのね…



「足…痛いんだよね?」






「すっ…すみません!!



本当にありがとうございました

おかげで助かりました」



恥ずかしい!!



いつまで彼に

抱き付いてるんだわたし・・・




急いで…離れる…。




「じゃぁ…助けたお礼にーー…



僕と一杯

付き合ってもらえるかな?」



あぁ~…



その…微笑みキレイすぎる…




社交辞令とはいえ…微笑む顔が…


なんてチャーミングなの!?





「でも…」


飲んでいいのか…どうするべき?


ここで断ったら…

失礼なのかしら・・・?





大和と一緒だしね・・・




あら…大和…? 



誰か女の人と喋ってる?



同年代っぽいから…

光の会のメンバ―だろうか…





それなら山本さ~んっ!!



助けの目を求め――探すが……





えぇっ~~~…!

どこ行ったの!?



山本さんの姿は

会場には見当たらないーー…。




落ち着いてわたし…




山本さんは…パーティの極意で

話かけられたらーーー…



何て言ってったかしら・・・?





え~っと確か


失礼のないように

ニッコリ…微笑んで…

相手の話を聞き

否定せず…って言ってたわね?

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