シュールな関係
第18章 入れない世界 後半
「僕はレオン よろしくね
君…女優さん…なの?
凄く…綺麗だからーー…
僕…緊張しちゃうな
赤ワインで…いいかな?」
うきゃーー!
女優なんて~…
緊張するなんて~…
///いや~ん
照れちゃうじゃない!!
「ありがとう」
わたしは…満面の微笑みで
ワインを受け取る・・・。
「わたしは奈・・
『何してるんだ奈緒?』」
他の男と喋んじゃねーぞ……的に
わたしを
ギロッと睨んでくる大和。
「すまないが 君ーーー…
僕は今このお嬢さんと
話してるのだけど…
だから…邪魔しないでもらえる?」
レオンが大和に
溢れんばかりのスマイルで話す
「そこの男
俺に爽やかな笑顔振りまくな!
男にそんな顔されたら
眩しくて…痛いんだよなぁ~
その作り笑顔ーーー…
虫唾が走るんだよ」
うわ~
ちょっと 大和どうしたの?
凄い…怖いんだけど…。
挑発して…
喧嘩モード発動じゃないの!?
「君は彼女の何なの…かな?」
レオンの顔から笑みが…消える
「フラ付いた奈緒を支えて
くれたのは感謝する
だが…こいつは俺の女だから
手を出さないでくれる?」