無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「なぁ　ここで何してるんだ？」



「一之瀬さん　大和？！！！

ここ女子トイレよ

何入って来てるの！？」




「・・・・おまえら…」


床に散らばる髪…

無造作に置かれたハサミ


シミだらけのドレス・・・



惨状を見てーーー…


一之瀬さんが一瞬に理解し…



凄まいし顔に…変わる




「奈緒に何て事をしやがる！？」


まるで・・・

空気が止まったかのように

張り詰める






「私たちはなにも・・・・

奈緒さまが…ご自分で」



「お前がぶつかって来たくせに

何したかって…聞いてるんだ　

答えろ！」


家畜でも見るような冷酷な

大和の眼差しに…




麗華が…凍りつく


「いいのよ　

大和　離してあげて」


大和に肩を掴まれ…

麗華の唇が…手が…震える



「わたしが

ドレス汚したお詫びに…



自分で…髪を切っただけだから…

離してあげて」


手を払おうとするが…薬のせいで

足が不安定によろめく




「そこの男…

お前ーーー…薬使ったのか？」


「俺は…頼まれただけで…」

大和に呑まれ…レオンが固まり…

引きつった顔になる

「なぁ　


お前…人の女に手を出すなって

俺言ったよなぁ？」



///ゴリッ…

腹に拳がねじり込む…



「ゴホッ…　ゲホッ…グホッ」


あまりの痛さにレオンが

腹を抱えてフロアーに倒れ込む…