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「・・・大和」


「ふぅ…


やっと見つけた！



そんな姿で歩いてると…


超目立ってるな！」



今はーーー…話したくない。




…顔を背け

無視して…車を通り過ぎる…



「シカトするなよ



ほらーーー早く乗れ…」



助手席のドアを開けて…わたしを

呼ぶ。



大和…

追いかけて来てくれたんだ…



だけど…もう関わらない…

関わりたくない…






黙って大通りに向かって…歩く



「奈緒　無視するな


足…痛いだろ？　



バッグも忘れてるし困るだろ？」


　

バックを見せ…ほら、見てみろと

言わんばかりの顔で声をかける



「バッグだけもらえる？　


・・・タクシー拾うし…」



大和は…気軽に話せて凄く楽しい

でも…所詮…向こう側の人だ


もう…関わるべきでは…ない。




「車に乗らないならバッグの

配達料として２０万請求するぞ」






「タクシー拾うから

いいって言ってるでしょ？



乗らない



バッグの配達料なら…月賦払いで

支払うわよ！」



「はぁ？　バカか？


俺な…一括払いしか許さない　


それも今すぐ払え！！



無理なら…スグに車に乗れ！」



クウーっ////　

ムカつく/////////！！
　


「じゃーーー…


そのバッグもう要らない！


捨てるなり…勝手にしたら？」