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シュールな関係

第20章 現実の世界って…

「それで奈緒ちゃん

あなたは大和と寝たの?」



「えっ? 


えぇ----っと…」



こういう場合は…

なんて答えたらいいのだろう




「やっぱりね・・・


直ぐに否定しないってことは

寝てるんだよね?」




「・・・スミマセン・・・」




「こんな話…

普通はしないんだけど…


奈緒ちゃんは

大和の特別な気がしたから…


ちゃんといい奴っだって…

知ってもらいたかったから

話したんだよ」





「ありがとう 稔君」




「話したんだから…

大和のことを騙したりしたら

承知しないわよっ



奈緒ちゃんと僕は

ライバルなんだからね!!」



鼻をトンッと指ではじく



「ライバル?」


何の…ライバルなの?



「恋のラ・イ・バ・ル!
 

僕も負けないからね




それに…これからも


大和のこと…頼んだからね!」




えっ…でも



わたしもうすぐ他人になる…って


稔君くんに言ったよね?!




「ちょっと待って みのーー」

「あっーーーー 




大和が戻って来たよ


奈緒ちゃん

さっきの話は内緒だからね!」


そっと耳打ちを…する。




一途だったころの…大和か・・・

想像もつかない?


『最低のたらし男』って

言ったけど…


確かに初対面はトイレで女と

SEXしてる現場で…

本当に最低だった。

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