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シュールな関係

第20章 現実の世界って…

「二人で

痴話ゲンカしないでよ!!


見せつけられたら

ちょっとイラつくんだけど?」



「黙れ 稔…!

これは

痴話ゲンカじゃねぇっっ!!!



人の行為を

無駄にする恩の無い女は・・・

ゆるせねぇ~」



ドアの外から大和の声が響く…




「本当のことだもん


許してなんかいらないわよっ!」




「お前…


よくもそこまで言い切ったな


俺を怒らしてーーー…



覚悟出来てるのかよぉ!!」





「あら 覚悟って何かしら?


自分の心に素直になったまでよ




服はともかく----…


稔君のことや…今日のことは

色々と感謝してるけどね…」



「感謝だとぉ…!?

そんなことはどうでもいい



俺のセンスを…言葉をーーー…

ちゃんと訂正しろ!!




もし…訂正しないと全部脱がせて

裸にすんぞっー」





//バーーーン 



ドアが豪快に開く




「ぎゃァーーーー!!



大和っ 入ってこないでぇ!!!



冗談…冗談…なの!」




両手で…必死に手を振り…

言い訳をする



「はぁ…?

今さら誤魔化しても遅いんだよ



脱げっ…

お望み通り返品に言ってやる!」




「も・・・もう…やっだぁ~ 



冗談を

真に受けちゃったらダメよ!」




「今さら遅いんだよバーカ!」



大和から

黒オーラが…揺らめく・・・。

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