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シュールな関係

第20章 現実の世界って…

ドレスの代弁償の代わりに…

髪を切らせらるし・・・



わたしも…ドレスも汚されて


シンデレラになったかの気分で

いじめられた気分を

ネチネチと散々味わされたわ!


それに

高いヒールで足は痛いし・・・



一之瀬さんには怒られるわ


大和から追い打ちのように

車乗らないと…20万脅されて…



趣味の悪い指輪と皮ジャンを

着せられそうになるし



いや…既に着ているし・・・



3股とか訳の分からないこと

言われてデコピンだし…



もう今日は最低!!」




「プッ もういって――――」


な・・・なにこいつ


いきなり吹き出して…!?


 
わたしが真剣に話してるのに

お腹抱えてて笑うかな?



「あー 腹が痛いてぇ・・・


ヒールを振り回して

ズカズカと歩いてたくせに…

しおらしくないシンデレラだよな



やっぱお前 面白い


くくっ


おまえ飽きないな」




「もういい わたし帰る!


じゃぁ ごきげんよう

おさらばです!!!」



ムッとした顔で答えると…


「あれぇ? 最後に…コーヒー

ご馳走してくれるんじゃ 

なかったのかぁ?」



ニカッとした顔つきをして…

一緒に降りようとする。




んん・・・?

アパートの階段に…人影?  



誰か座っている…

暗くてよく見えないけど



あれって・・・もしかして…



一之瀬さん!!!?



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