シュールな関係
第5章 何故わたしがあなたの女?
わたしに頼むってことは―――
むむっ・・・?
わたしは圏外ってこと?
確かにわたし達ってそんな恋愛
ムードってないものね。
「見合い断るために
母にちょっと会うだけだから。
それに俺はいつも神崎に
協力的だろ?
お前が営業に来たときから
失敗した仕事は散々フォロー
してきたつもりだ
英語も話せねぇ
エクセルもろくに使えねぇ
打ち込みすら満足に
出来ねぇくせに時間だけ
かけやがって間違える・・・
俺がいなかったら今頃おまえ
粗大ごみ行だぞ?
どれだけ俺の足を引っ張り…」
ぎゃあぁぁっ―――――!!
す…すみません
それ以上は言わないでぇ~っ!
「その上 飲み会やカラオケ
でも俺にいいように女を
押し付けてさ~
うまく使われてやってると
思うけど?」
笑顔と裏腹の言葉でわたしを
グサグサと追い詰める…