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シュールな関係

第7章  王子の約束と親の気持ち

ギギギギギィ・・・ 





「こちらでございます」



門が開かれ


立派な日本庭園を通り

その先にある豪邸に車で

案内される。



うわ――――っ!!!


何これ・・・・ 



門から玄関まで

無駄に遠いじゃないのぉ~





「はぁ~~~」


あまりの大きさにため息がでる。


長い屏がどこまでも

続いてたと思ったら

ここが

一之瀬さんの家だったのね。




思わず金の鯱でも

付いてるんじゃないかと

屋根を見渡してしまうくらいの

豪邸


立派な日本庭園には何人もの

庭師が手入れをしていて―――




カポ―――ン




と水が流れながら


軽快に鹿おどしが鳴り

 
その横の池には滝が流れ


キラキラと輝く黄金色の鯉が

遊泳している


わたしの口が・・・

パクパクとなる。



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