紳士協定布いてます
第13章 創立記念祭
100周年の創立記念祭はいつものそれより盛大に催される。
開会宣言の後、在校生によるアトラクションから始まり、来賓やらの挨拶・記念講演等の後、場所をかえて後援会を含めた懇親会が立食パーティ形式で行われる。
出番の時間まで、特別棟の和室で着替えを済ませて待機するダイと巴山と遥暉。
巴山は、朝のHRを終えた学生達が大講堂にゾロゾロと移動しているのを、特別棟の窓から眺めていた。
遥暉は巴山の少し緊張の色が見える横顔を見つめ声を掛けた。
「バケツ持ちは、本当に僕で良かったんですか?書道部の方が良かったのでは?」
「あら?怖くなった?」
「いいえ。そうではなくて・・・。」
遥暉が書道部員の立場を気に掛けているのが覗えた。
「書道部員だって経験者は居ないんだから、誰がやったって同じよ。書道部、美術部、吹奏楽部の合同演目って考えたらいいのよ。」
「僕は美術部員ではありませんけど・・・・。」
「細かい事気にしないの。」
開会宣言の後、在校生によるアトラクションから始まり、来賓やらの挨拶・記念講演等の後、場所をかえて後援会を含めた懇親会が立食パーティ形式で行われる。
出番の時間まで、特別棟の和室で着替えを済ませて待機するダイと巴山と遥暉。
巴山は、朝のHRを終えた学生達が大講堂にゾロゾロと移動しているのを、特別棟の窓から眺めていた。
遥暉は巴山の少し緊張の色が見える横顔を見つめ声を掛けた。
「バケツ持ちは、本当に僕で良かったんですか?書道部の方が良かったのでは?」
「あら?怖くなった?」
「いいえ。そうではなくて・・・。」
遥暉が書道部員の立場を気に掛けているのが覗えた。
「書道部員だって経験者は居ないんだから、誰がやったって同じよ。書道部、美術部、吹奏楽部の合同演目って考えたらいいのよ。」
「僕は美術部員ではありませんけど・・・・。」
「細かい事気にしないの。」