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紳士協定布いてます

第7章 スケモン


「準備室に良さ気なソファもあったし・・・。」


ご機嫌に壁面の教室利用時間割表を確認し、


「お、明日も空いてる。
ダイさん、今日も体育館来いよ。じゃあ。」

「はあ。」


状況が飲み込めないダイなど眼中にないように、一方的に決めて今日の部活の誘いもキッチリ念押しして美術室を去って行った。




ダイは美術室でひとり理解しきれず、頭がグルグルしながらも一つの結論に気持ちが落ち着いていった。


--つまり、岡田君は僕なんかと仲良しになりたいって、言ってくれてるんだよなぁ。

①(ハルちゃん抜きでも)体育館に顔を出す。
②お昼は岡田君が美術室に(昼寝に)来るから鍵を開けて待つ。
③昨日程度の絡みは、岡田君とできるようになること。


描き上がるまでの、僕の課題だ。


ハルちゃんが居なかったら、こんなチャンスはなかったんだよな。


本当にハルちゃんは天使か幸運の神様だ。













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