涙話 -Beeindruckt sein-
第4章 最高のママ
「あなたがこの前、出張に行っていたときに、まさくんはいつものように泣いてお姉ちゃんを困らせていたのね。
そうしたらお姉ちゃんが
「ママはもういなくなっちゃったけど、お姉ちゃんがいるでしょ??
本当はパパだってとっても寂しいの…
だけどパパは泣いたりしないでしょ??
それはねパパが男の子だからなんだよ。
まぁも男の子だよね、だから大丈夫だよね??
お姉ちゃんがパパとまぁのママになるからね」
そう…言ってたのよ…」
そのことを聞いて私は衝撃を受けたよ
娘が私の変わりにこの家を守ろうとしてくれている。
場所もわきまえず流れてくる涙を止めることは出来なかった…。
10年たった今、来年から上京する娘…
パパは君に何かしてあげられたかい??
君に今どうしても伝えたいことがある
支えてくれてありがとう
君は最高のママだったよ
私にとっても…まさきにとっても…
ありがとう