涙話 -Beeindruckt sein-
第1章 仮面夫婦生活
デートを何度か重ね、
俺はどんどん彼女に想いを募らせていった。
俺は決意した。
次のデートの最後に告白をしようと。
そして、デートの最中に起きた。
「あの…優さん…」
「ん??」
俺はそのときピザにタバスコをかけていたな。
「その…私と付き合ってください」
タバスコをかける手を止める。
「へ??俺??」
「はい…優さんが好きなんです」
「お、俺もです!!!」
ビックリして思わず大きな声で返事をしてしまった。
葵さんはふふっと笑いながら
「あぁ、良かった」
と笑みをもらした。
春に出会い、秋に付き合い始め、翌年の秋に結婚と
トントン拍子で進んでいった。
妻の頑固な親父さんからくらった鉄拳は痛かったなぁ。
社会人2年目と早すぎはしたが、ある意味幸いにも両親が他界していたため持ち家があった。
兄と2人で暮らしていたが、
俺たちのために家をあけてくれた。
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