涙話 -Beeindruckt sein-
第1章 仮面夫婦生活
2年後に妻が身ごもった。
俺はすごく嬉しくて、次は女の子が良いなぁなんて
うかれていた。
そんなある日電話がかかってきた。
「もしもし」
「もしもし。佐藤さんのお宅でしょうか」
相手は女の人だった。
「はい。どちら様でしょうか??」
「私、小林と申します。実はですね、うちの主人とそちらの奥様が浮気をしていたみたいで」
「え…??」
「ですので、4人で話し合いを…」
そこからは頭が真っ白になっていった。
「どうしたの??」
「今さ…電話で…」
「うん…」
「君が浮気をしているって…」
「えっ… 」
そこからは妻は泣き崩れ話が出来ない状態になってしまった。
しばらくして小林夫妻が家に来た。
旦那さんが俺を見るなり泣きながら土下座をした。
『この度は本当に!!!申し訳ありませんでした!!!』
「あんた!本当に!!!このバカ!!!」
奥さんの方は泣きながら旦那さんの背中を叩いていた。