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第3章 天使に触れた男

モニターに映しだされたのは

ごく普通の30代みたいな人が

映っていた。

モニターチェックをして

部屋を出た。

『......それではどうぞ。』

カーテンが開き

お客様を観た。

モニターで観たより若いかも。

そう思いながら、

挨拶をして部屋に歩いて行った。

部屋に到着して、

とりあえずベッドに座って

改めてご挨拶をした。

「希空です。

今日はご指名ありがとうございます。

お仕事帰りに初来店ですか?」

と希空は聞いてみた。

『今日は出張でたまたま遊びにきました。

ちなみにいくつに見えると思いますか?』

そうなんだと思いながら、

なぜか聞いてきた年齢を考えた。

「えぇ〜、間違えたら恥ずかしいですよ。

う〜ん、32歳とか?かな。」

ほんとは35歳に見えたけど、

あえて若く答えたみた。

彼は笑いながら正解を言った。

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