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第3章 天使に触れた男

無情にエレベーターの扉が閉まり

希空はその場で泣き崩れてしまった。

だけど、

この場で他の人に見られてはマズイと思い

部屋に戻って、

ハルからもらった手紙を読んだ。

便せん4枚あったけど


1枚一言だけのシンプルな手紙だった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

希空ちゃんへ
短い時間だったけどありがとう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

大好きだよ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

大好きだよ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

さようなら。ハル

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

それを見て、

涙止まらない。

ハルも私の事好きだったんだ。

そう思えた瞬間

余計に涙があふれてきた。

たぶんハルも涙してるだろう。

私も一言だけど大好きだよ。

って伝えれた。

そう思ったら、

泣きながら笑っていた。

うん。

これでよかったんだと。

もしまた会えるなら

今度はこんな場所じゃなくて

もっと素敵な場所で

もっと素敵なシュチエーションで

もっと素敵な関係になれたらいいね。

そう思えた希空は

「バイバイ。ハルくん。」

とココロの中でハルにお別れをした。



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