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第4章 飢えた野獣が目覚める時

月日が経ち、

季節は夏から秋へと移り変わろうと

していた。

菜々はこの生活にも慣れてきた。

実際、この世界で半年もいれば、

ベテランの域に達していた。

この日の菜々は

ディナーにイタリアンを食べに

街に出ていた。

お店に着くと

1人の女の子が

菜々の到着を待っていた。

『あぁー、ノアさんお疲れ様です。』

「お疲れ様。希空はお店だけ。

菜々でいいよ。架純(かすみ)ちゃん。」

『じゃあ、菜々さん。

お店入りましょう。』

2人はパスタとサラダとワインを

注文して、ゆっくりとディナーを楽しんだ。

『そういえば菜々さん。

先月指名1位だったじゃないですかぁ〜。

私なんて週間で5位を1回だけですよ。

秘訣ってなんですかぁー?』

そう菜々は月間指名1位を3ヶ月連続で

取っていた。もちろん週間ランキングも

1位更新中である。

「ん〜。

私の場合、エッチが好きでやってるからね。

恋人プレイが得意だから

常連さんがリピートしてくれるんだと思うよ。

架純ちゃんもかわいいから

今月は抜かれる気がする…。」

そう言いながら

グラスのワインを空けた

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