
4年分の愛を君へ
第1章 再会
「よしっ。
無事に今日の分終わり!
皆、地味な役割だけどありがとね。
後三日間頑張ろうね!」
望月さんの元気な挨拶で役割の仕事が終わった。
「それと、あなたもありがとう。
失礼だけど、学年と名前は?」
「6Gの吉岡スミレです。」
「助っ人、本当に助かった。
ありがとね!!」
スミレ先輩、1年半会わないうちにきれいになったなぁ……。
「マサトっ、早く教室帰ろ。
それとも、スミレ先輩と話したい?w」
「おまっ。近くにいるのに……!」
俺はチカの方を向き、スミレ先輩に背を向けて歩き出した。
「早川君っ」
