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4年分の愛を君へ

第3章 学園祭




「こうやって話すの久しぶりだね。」

「まぁスミレ先輩が留学してからは全然関わらなくなりましたし。」



ミノリ先輩と駅の中のベンチに座り話していた。


お詫びだからと言って奢ってくれたアイスはなんだか申し訳なかった。




「スミレもやっと帰ってきたし、私めちゃくちゃ嬉しいんだ。

留学の事はもともと知ってたけどいざいなくなると悲しいんだよね。

早川君も驚いたでしょ?
いきなりいなくなってさ。」


「3学期始まってから留学したって聞いたんで。ちょっと驚きましたね。」



本当はちょっとどろこじゃない。

かなり驚いた。

好きな人が目の前から消えるってこんなにも悲しいことなんだなって思った。





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