
君の笑顔をーー
第42章 逆呼び出し♡
『やっぱ嫌か?
俺は一緒に帰りてぇんだけど。』
ああぁぁぁぁ…
そんな顔で言われたら
キュンとしちゃうじゃないか…
「分かった。待ってるから。
練習頑張って!」
陸は嬉しそうに笑うと、私の頭をクシャっと撫でて戻って行った。
私って陸に甘いのかな…。
すごく好きなんだ。
さて、どうしよう?
ギャラリーの中にいるのは嫌だな。
図書室で勉強でもするかな?
う…ん?と一人で考えている時だった。
『あの〜。佐藤先輩ですよね?』
突然1年生の女の子たちに声をかけられた。
