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君がいたから-優輝ver.-

第2章 会話

部屋まで戻ると、あのやたらとやかましく話しながら歩いていた高校生?の男グループを部屋の前で見かける形になってしまった。
しかも、これは非常にまずい。
沙彩ちゃんがそのグループと目が合ってしまっている。
っていうかなんでドア開けちゃってんの!?

気になったのかな・・にしてもこれは非常にまずいような。

『あっれ、同じガッコーの子じゃん!!え、何何ー?気になっちゃった系ー?』
「ええ・・っと・・。」

あーぁ・・どうするか。

「どしたーん?さあ・・やちゃんって・・ええ?!」
「あかねちゃあん・・」

あー・・・非常にまずい。

「あ、優輝ぃ!」

あかね、なんでこっちきた。
おいやめろ。

「ジュースは持ってくから、とにかくアレをなんとかしてよ・・」

ああ、そうですね・・。
そうですよね、そうなりますよね。

しゃあない。頑張るか。いっちょ殴られようぞ。

『あっれぇ、男もいたのかぁ。じゃあさぁ、俺らんとこ一人も女いねえしー、君が来てよ!そっちの元気な子はそっちの男についてたらいいじゃん?な、だからいこうぜ!奢ってやるよ!』

おい、ちょっとまて。

「あ、先輩ですよね。初めましてー。一年の鈴木優輝って言います。いくらでも殴られる覚悟はできてる上で言わせてもらいますね。・・・その子、今日から俺の友達なんですよね。やめてもらえませんか?今日は俺と、あかねと一緒に遊んで一緒に帰ることになってるんで。あかねもこの子も渡せません。あ、なんだったらいい女呼びましょうか?婦人警官ですけど。」

「ちょ、ちょっと優輝くん・・・」


あぁ、やべえ。
挑発だけならスラスラ出てくるんだよね・・。
悪癖キター!!
あ、テンションあがってる場合じゃなかった!


『・・・ここで殴ったら俺らまた目ぇつけられるぞ、リュウ。』
『っせぇな、わかってるよ。おい、優輝だったか。何組だ?』
「2組です。」
『そうか、また話にいくから待ってろよ。』
「お待ちしてます。」

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