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君がいたから-優輝ver.-

第6章 好き?嫌い?

俺は、そこのゲーセンを出る前に、先ほどのクマのクレーンゲームでクマを取った。

ピンク色のクマってなんだよ・・
普通じゃありえん・・・。

「沙彩ちゃん、これ。」
「え!?」

そりゃあ驚くよねー。
でも買うより安いしねー。
とりたいだけとってもいらないしね・・あはは・・w


「いいんですか!?」
「うん、もってても俺はいらないから」
「ありがとうございます!!」

大事そうにぎゅうっと抱きしめて顔面をクマにうずめている。
それにしても・・その色でよかったのかな。

「その色でよかった?青とか黒とか茶色とか白とか・・あったけど・・」
「いえ!これがいいです!」
「あ、そう・・?」
「はい!」

ピンクだぞ・・?いや、青もどうかとは思うけど。
まぁいいか、本人がそう言ってるなら。

「じゃ、移動しようか。」
「ほあ、どこに行くの?」
「お兄さん、カラオケ行きたい!」
「めぐ!!」

どこに行くの?といいながらも泣きそうなあかね。
そりゃあ、ここまで何も言われなきゃそうなるか。

「あかね・・なんでそんな泣きそうな顔してんの」
「だって・・だってぇ・・」
「はいはい、なくななくな。」

ぽんぽんっと頭を軽く撫でてから、目的の場所に急ぐ。
目的の場所は、確かこの店の裏手にあったはずだ。
そこに行けば、あるかもしれない。

「じゃ、行くぞー。」

泣きそうなあかねを誘導してくれる沙彩ちゃん。
俺の真横にはめぐみちゃん。
1:3の比率で歩いてると多分これは・・絶対俺リア充じゃね!?

周りの人の目が痛いいいい・・違うんですよこれは・・ww

目的の場所にはそこから2分もなくして着いた。

「あかね、ここでまってて。」
「・・?うん。」
「私、いきましょうか?」
「んー、すぐ戻ってくるから待っててくれる?あかねがなんかあればなんとかするだろうし。あかねの傍にいてー」
「わかりました」
「お兄さん!私も!いく!」
「めぐもここで待ってるんだよ・・今の話でそれわかろうよ・・。」

あはは・・ww
まぁ・・早めに戻ろう。

「いってくるねー」

店内に入っていくと、フローラルな香りが身を包み込んだ。
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