テキストサイズ

雨の日〜夏恋〜

第5章 ゆうやと私のLAST

次の日、約束通りゆうやのことを聞くことにしました。

しかしゆうやは○○病院の205号室に用事で来ているからそっちへ来いと言いました。

なので、205号室へ向かいました。

ドアを開けてゆうや!と声を出そうと思いましたがベットに寝ているゆうやが居ました

「なにして……………る…の」
「ゆめ、こっち来て。はやく」
「おれ、死んじゃうんだ」
涙がとまりません
「なにいってるの。嘘はやめてよ」
「心臓の病気」
「ねぇ……………死んじゃうとかうそだよね???」
「ゆめ、、ごめんね」
「やだ」
「ごめんね」
「やだよ……なんでもっと早く言ってくれないの?早く言ってよ…。」
「もう、こんな俺見たくないだろ?」
「ううん。見てたいよ?」
「髪の毛も抜けちゃうんだぞ?」
「いいよ?」
「別れよう?」
「ううん?別れないよ?」
「ダメだ」
「やだよ?離れないよ。ゆめはゆうやの彼女だよ?ずっとずっと」
「俺が死んでもか?」
「死なないけど、もし、ゆうやが死んでも彼女だよ?…でも、ゆめはゆうやの妻になりたい。婚姻届も指輪もウェディングドレスもいらない…だから、口だけでも結婚させて?」
「ああ。じゃ、今日からはゆめは俺の奥さんだね」

またそうやって笑ってくれた。

口だけ結婚してから2日して、ゆうやは亡くなりました。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ