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あなたに会うために、

第2章 いつもの日常




「遅いよ、神楽さん!自分ちの階段だろ?
毎日のぼってるくせに。」


「…この階段のせいで、俺は神社の息子やめたいのー。」


「そんなこと言って。ただの運動不足だよ。
樹さん、色白過ぎ!ずっと家でゴロゴロしてるだろ。」



「俺はもともと美白なの。
大学生にもなって外で遊べるかよ。」



「ふん、これだからインドア派は。」




…などというやりとりを
私は少し後ろからクスクス笑いながら眺めていた。




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