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ただいま。

第2章 遊園地

「遊園地、ついたらお昼だな。」
「あ、ほんとに?何か食べなきゃね」
「おなか、すいてる?」
「少しだけ」

あれからなんだか食が細くなった気がする。
食べる気力が沸かないのだ。
どうせ死んでしまうなら、食べなくても、とかではなくて。
食べてる時間が勿体ないのだ。

「じゃあ、何か食べよう」
「やだよ」
「どうして?少しでもおなかすいてるなら・・」
「やだ。もったいない」
「何が?」
「時間」

すると、そのまま新は黙ってしまった。
分かってくれたわけではないのだろう。
でも、このままいってても私は引かないと思ったから今は黙っただけだと思う。


「軽いもの、食べたい。」

ぼそっと言うと、新は嬉しそうに「わかった、園内で探そう」と言ってくれた。

もう、心配かけちゃダメだと思っただけ。
これ以上追い詰めたらきっと新は死んでしまう。
本当に、後を追ってきてしまう。
そんな気がしたのだ。

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