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夕雲の中学生恋愛日記

第8章 変化

「祥亘、話って?」

「なんのことかぐらいわかってるしょ。俺と祐希が付き合い始めたから智也くんと付き合ったの?」

「…特にそんな訳でもないけど。」

「俺がしたことって邪魔だった?」

「そんなわけないじゃん。私も智也くんも祥亘もいい幼馴染みだから。」

「じゃあ、なんでっ」

「なんでって!…先輩の告白も断れないのに言わないで!」

「っっ!」

「それだけなら帰る。バイバイ。」

『バイバイ』自分から言ったことだけど、なぜか、それから会えないような気がした。廊下には智也くんがいた。いつからって聞きたかったけど、智也くんが頭を撫でたから、涙が溢れてきた。祥亘と初めて本気で言い合った。もう話せない気がして怖かった。

「夕雲、よく言ったよ。頑張ったな。」

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