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夕雲の中学生恋愛日記

第16章 宿泊研修

正直意外だった。芙愛がメイク関係に興味があるなんて。メイク関係といえば、凪もメイクの専門学校を目指してるって言ってた。案外、この二人は気が合うのかも。

「ねぇねぇ、二日目はどうする?なんか昼までは班内自由行動だって」

「夕雲の行きたい場所は?」

「せっかく街に行くから楽器屋さんかな?おっきいだろうし。」

「いいね!そうしよう!」


よかった。よろこんでくれたみたいで。私は他の人と感性が違うから、時々迷う。本当のことを言っても大丈夫なのかまだまだ不安。


「夕雲達は決まった?」

「あ、諒。うん、とりあえずは決まったよ。」

「じゃあ決定事項を先生に伝えてきて。それで終わり。」

「教えてくれてありがとう。」


諒にも優しい時ってあるんだ。意外…。

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