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夕雲の中学生恋愛日記

第17章 2つの影

「夕雲のこと好きだからだよ。」


嫌だった。だって諒は美里の好きな人だから。

「でも、私は…ンンッ」


またキスしてきた。どうしよう。逃げれない。考えていてもキスは止まらない。やがて、舌が入ってきた。必死に助けを求めようにも叫べない。

「夕雲?帰ろうー?」


廊下から祥亘の声が聞こえた。でもどうしようも出来ない。私は決死の覚悟で口を開いた。

「祥…亘…!」


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