
陽だまりの空
第2章 彼
「愛羅ーー!おっはよ!」
そう声をかけてきたのは、私の一番の親友の琴莉。
中学からの仲で、もちろん翼のことも昔から知っている。
「あ!琴莉おはよ〜!」
「校門のところみた??
今日も愛羅の翼君の取り巻きすごいね」
「そうでしょー、、って、え!?私のじゃないし!今は、、」
小さい頃の話なんて覚えてないだろうし、、。
「今はって、、(笑)まあ、あんな王子様みたいになっちゃったもんね~。高校入って全然違っててびっくりしたもの」
「ははは、、中学生までは大人しめだったしね」
