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君だったから。

第5章 私の道はどっち?

「本当にそれだけ?」

えっ…

それって、どういうこと…?

「本当は俺とヤリたい、とか思ってんじゃないの?」

私は顔を赤く染めた。

ヤリたいと思わなかったことは一度もない。

でも、こんなとこでできるわけないじゃん。

その恥ずかしさと嬉しさに顔は反応したのだ。

私はそっと横を見た。

みんなに見られてたら嫌だから。

すると、戒はまだゲームをしてた。

ちずと昌は大盛り上がりで、歌っていた。

そして、私は

「ジュース来たらね。」

と言った。

途中で店員きたら困るし。

するとすぐに来てしまった。

でも、ビックリしたのは店員のことだった。

「あれ…?香月?」

「修也じゃん!バイト?」

修也は私たちと同じ高校の同級生。

席が近かったのがきっかけで、今では何気に仲良いんだよね。

「おう。金ないから…」

「そっか。ガンバ!」

「サンキュ。じゃあ、楽しんでって。」

そういうと、修也はジュースを机の上に置いて、部屋から出て行った。

私がジュースをわけようとすると、拓真が

「今の誰?」

と聞いてきた。

「高校の友達だよ。」

なんだか、拓真機嫌悪い。

私が配り終わったのを見計らって、唇を塞がれた。

とろけそう…

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