テキストサイズ

檻の中の女

第3章 日常




「あ、あの…これ、つまらないものだけど…
誕生日プレゼント…」


と、おずおずとプレゼントを差し出す女の子に、



那智「つまらないものなんだったらいらない。」



とぶっきらぼうに返した。


理央「那智、失礼だろ。
ごめんね…こいつ照れ屋だから
素直にありがとうって言えないだけで、
悪気はないんだよ。」


と、とりなす理央の横で那智は、
ふん、と鼻を鳴らしただけだった。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ