無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

奈乃と孟は、シャワーを浴び終わってベッドルームに戻る。

二人はベッドに腰掛けて、奈乃はワインを飲む、孟はコーラを飲んでいた。


「私が最初にナギサさんと出会ったのは、証券会社に入社したときからかな、」

奈乃は、短大を卒業してすぐに大手証券会社に入社する。
職場は受付であった。

会社の先輩であるナギサ嬢にいろいろと仕事を教えてもらっていた。


「ナギサさんとは仕事帰りによく飲みに行ってたね、」

「へぇー、飲み友達ですね、」


奈乃は、ワインを飲みながら孟にたんたんと話して聞かせている。
ナギサ嬢とは三年先輩であった。


あるとき、顧客の接待で受付嬢のナギサと奈乃にお呼びがかかり料亭の席でお客様の相手することになった。

この証券会社では、秘書課の女性か受付嬢が接待の席に呼ばれる。
そのあと、お客様の枕となるのがこの業界の常識であった。
この日は、お客様はナギサ嬢を選んで接待の席から消えていく。




＊＊