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ワールドアパート

第4章 天才に挨拶

渡された住所を見る限り
普通の住宅地だった

近くにスーパーや、郵便局があって
駅からもそんなに遠くない
こんな場所で少女を監禁しているなんて…

僕は白衣を脱ぎ
紺色のダッフルに袖を通す
カバンにはサイフ、携帯、手帳、ノート、ボールペン
本当に最低限度の物しか詰め込まず

研究室から出て少女に会うために急いだ



会ったこともない少女に


これほどまで興奮する物だとは思わなかった


ちょっと……

いや…俺は別にロリコンじゃないし


やましいことなど断じて考えていない…



大学を出てまた足を急いだ

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